子犬の甘噛みやマウンティング。
見ている分には可愛らしい姿ですが、生後3ヵ月ちょいで我が家にやってきたビーグルは、子犬とはいえすでに身体も大きく、だんだんと可愛いなんて言っていられなくなったので、噛み癖をなくしてもらうために、迎え入れた翌日からいろいろな取り組みをしてみました。
試したこと、効果のあったことなど、我が家のパターンとして記録しておきたいと思います。
子犬が噛んでくる理由
うちのビーグルが甘噛みをしてくるときは
- 遊んで欲しくて足元を噛む
- 子ども達が帰ってきたときに嬉しくて飛びつきながら噛む
- ヒラヒラしてる裾に飛びついて噛む
- なんかいけそう!と思ったときに飼い主の腕にしがみ付いてマウントをとる
といったパターンが多く、
そのほとんどが『遊んで欲しくて』もしくは『遊んでいる途中でつい興奮しちゃって』というような状況でした。
特に6歳の下の子は、子犬に飛びかかられると、ちょっぴり怖いのでワーワー言いながら逃げてしまい、それを見た子犬は喜んで追いかけるわけです。
今はまだ子犬なので可愛いですが、
成犬になったらキケンだぞ…
ということで、甘噛みは早急にお止めいただく運びとなりました。
効果的だったしつけ方法
手っ取り早く、
我が家で試してみて効果的だった方法です。
遊ぶのをやめる。
うちのビーグルは遊んでいるときに甘噛みしがちだったので、
『噛んだら遊ぶのをやめる。』
というのを、ただひたすら繰り返しました。
- 遊ぶ
- 噛まれる
- 「痛い!」と言ってリビングの外に出てドアを閉める。
- 30秒ほど待って戻る。
- 無限loop
噛まれたときの対応を統一するために、家族間でもルールを決めておきます。
たとえ噛まれても、慌てない・騒がない・動かない と、災害対策のような教えを守ってもらい、噛んだら遊びが終わってしまうということを子犬に教え込みました。
子ども達は噛まれそうになると、子犬が登れない椅子の上に避難していましたが、降りるとまた噛まれるので、ドアの外に出るようにしたところ噛まれなくなりました。
やはり「ドアを閉める(姿を消す)」ということが、遊びの終わりとして分かりやすいのだと思います。
子ども達がドアの外に出れない状況のときは、私が子犬を抱きかかえて遊びを終了させることもありました。とりあえず、冷めやらぬその興奮を落ち着かせてもらうためです。
結果、噛んだら遊びが終了してしまうということをすぐに理解し、甘噛みはなくなりました。
(子ども達が帰宅すると喜んで飛びつきますが、噛むことはありません。)
噛んでも良いおもちゃを用意する
犬にとって”噛む”という行為を全て制限させてしまうと、当然ストレスが溜まってしまい、逆に噛み癖へと繋がってしまうこともあるようです。
- 人を噛むのはダメ
- おもちゃは噛んでも良い
というように、噛んでも良いおもちゃを用意してあげることでストレスを軽減してあげましょう。
マウンティング
うちの子犬は、甘噛みと同じくらい、隙あらばマウンティングに挑戦していました。
これは私や長男に対してよくやっていたので、こいつにはどこまでやってもいいのか?許容範囲やどちらが上か、といったことを試しているのだと思います。
俗にいう『マウントをとる』です。
これもまた、主従関係を円滑なものにするために、
というか、私以外の人にもしだしたら少し恥ずかしいので、止めていただくことにしました。
いくつかのしつけ方法を試したのでどれが効いたのかは分かりませんが…
以下のどれかをしているうちに、マウンティングは少なくなってきました。
(たまにチャレンジしてきます。)
マウンティング阻止その①
- マウンティングをされる
- 「ダメ」と言ってリビングの外に出てドアを閉める。
- 30秒ほど待って戻る。
- 無限loop
甘噛みのしつけと同じ対応ですね。
とにかく、これをしたら”楽しいことがなくなる”というイメージを持たせることを徹底的にしていきました。
マウンティング阻止その②
- マウンティングをされる
- ガッッ!と、ひっくり返してやる
- 数秒間押さえつける
その②は、マウンティングをやり返す大作戦!です。
遊んでいるときにお腹を見せる犬がいると思いますが、あの状態にして抑え込み、逆にマウントをとってやるのも一つの手だと読み、試してみました。(ネット情報)
マウンティングをしてきたら、そのまま頭を打たないようにゆっくりと子犬の体をひっくり返し、軽く数秒間抑えます。
注意したいのが、
遊んでいるわけではないので、無言&無表情でマウントをとるということです。
押さえつけていた手を離すとすぐにマウンティングに舞い戻ってきてしまう場合は、遊んでいると思われているかもしれません。
挑戦してこなかったら、効果があったのかも…!
(うちは何度か繰り返してるうちに諦めました。)
マウンティング阻止その③
- マウンティングをされる
- 抱きかかえて子犬の身動きを取れなくする。
- ニーブラ!と叫ぶ
バンビーノというお笑い芸人の、狩りの様子を再現します。
(何を言っているのか分からない場合はスルーされてください。)
その①のように、『マウンティングをすると楽しいがなくなる』という認識を持ってほしかったのと、その②の『身動きの取れない状況』を持ち合わせた技です。
マウンティングをされたら子犬の体を抱きかかえて、全てを中断しました。暴れても負けずに抱っこし続けます。これもまた、遊んでいるわけではないので、無言&無表情で対応します。
何回かは降ろしてすぐに再チャレンジしてきましたが、すぐに身動きを取れなくすることで、ママの方が強いのかも…ということを認識したようでした。
叱り方に注意する
甘噛みやマウンティングをされた際に、やめるように大きな声でたくさん声を出してしまったり、逃げたりしてしまうと、飼い主は叱っているつもりでも子犬は遊んでくれているのだと認識してしまう場合があります。
現にうちも、犬を見て逃げ惑う子どものことを、楽しそうに追いかけていました。
かといって、
大きな声で怒鳴ってしまうのも、信頼関係を損ねる行為に繋がるためNGとされています。
犬が興奮しているときは落ち着かせたり、できるだけ冷静に対応しましょう。
「マテ」を覚えているとスムーズに落ち着いてくれたりします。
さいごに
甘噛みやマウンティングに悩み、しつけ方法をいろいろと試してみた結果、
数日程度で改善の兆しが見えました。
- 噛んだら遊ぶのをやめる
- 噛んでも良いおもちゃを与える
- 主従関係と信頼関係を大事にする
たまに遊んでいる途中で興奮しすぎると噛み噛みチャレンジをしてくるので、興奮しすぎないように遊んであげるのもポイントかもしれません。
もちろん、すんなりと甘噛みをやめてくれると有難いですが、犬の性格によっては一筋縄ではいかないこともあると思います。
しつけ教室を開催している動物病院や施設もあるので、いろんな方法を試しても改善されない場合は、専門のアドバイスを受けてみることもおすすめです。