ミシンの垂直釜と水平釜はどう違う?使いやすいのはどっち?

くらしぼやき

こんにちは。

家庭用のミシンには下糸(ボビン)を入れる釜がありますが、基本的に垂直釜と水平釜の2種類があります。

この垂直釜と水平釜、
どんな違いがあるのでしょうか?

それぞれに違ったメリットがあるので、ミシンを新調する際の参考になれば幸いです。

 

垂直釜と水平釜の違いは何?

垂直釜の特徴

その名の通り、ボビンケースを垂直に設置するタイプのミシン。
一昔前の家庭用ミシンには主流でしたが、水平が人気となった現在では職業用ミシンなどに多いタイプです。

 

ボビンが垂直なので糸が自然な流れとなり、縫い目が綺麗だと言われています。(私の目にはあまり違いが分かりません…)

 

釜の分解が可能なので手入れも簡単に行うことが出来ます。

分解すると、取り付けに苦労するかもしれません。。
が、今の時代は動画などもあるのでなんとでもなるのかも。
  1. ボビンケースで糸調子をとる
  2. 縫い目が安定している
  3. スピードを出して縫うときに向いてる
  4. 作動音が少し大きめ

 

水平釜の特徴

最近の家庭用ミシンで主流となっているタイプの釜。

ボビンを水平に釜へ入れるだけなので下糸の設置が楽にでき、ボビンケースがないので下糸の糸調子などの面倒な作業もありません。

 

糸調子を自分でとれないのがデメリットになることもあります。
既製品のような縫い目を求めたい場合には不向きかもしれません。
  1. ボビンの設置が簡単
  2. 下糸の残量が目視で分かる
  3. 糸調子が自動
  4. 作動音が比較的静か

 

垂直釜と水平釜はどちらがおすすめ?

家庭用ミシンなら水平釜

  • 家庭に一台持っておく。
  • 使用するのは少しだけ。
  • 簡単な操作で時短したい
    という場合。

 

水平釜のミシンがオススメ。

ボビンケースがないので下糸の設置が簡単に出来ます。糸調子も自動でしてくれるので手間や時間がかかりません。

下糸の作業が簡単というだけでかなりの時短になり、初心者でも扱いやすいので、とりあえず家庭に一台あればいいという場合は水平釜がオススメです。

近年販売されている家庭用のミシンは水平釜がポピュラーになりつつあるようです。
しかし垂直釜の家庭用ミシンももちろん流通しているので、絶対に水平釜が良いという場合は、購入の前に釜のタイプを必ず確認しましょう。

綺麗な縫い目が良いなら垂直釜

  • 既製品に近い縫い目が良い
  • 糸調子を自分でとりたい
  • ハンドメイド作品として販売したい
    という場合。

 

垂直釜のミシンがオススメ。

下糸の調子を自分で行う必要がありますが、それほど難しくもありません。(ただボビンを垂らして糸の滑りを見る・上糸とのバランスを見るだけ)

特殊な生地や糸を使用する機会が多い場合や、既製品に近いものを求めたい場合は、手動で糸調子を調節できたほうが美しい縫い目ができあがります。

全回転と半回転

垂直釜には全回転と半回転があります。

全回転になると高速で動くことが出来るので職業用・工業用として多く使用されています。そのためボビンケースは丸い形状で必ず金属が使用されています。H-2型

 

一方、半回転タイプのボビンケースにはツノのような突起が付いています。H-1型

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全回転と半回転ではボビンケースの形が少し違うので注意してください。

 

\購入したミシンも垂直釜だったよ!/

ミシンレビュー!JAGUAR KC-230を購入したので口コミを書く!
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